僕が『ヤマロク』を食べるときのやり方
※注:本記事は寄稿者が普段食べるときの方法を紹介するものであり、決してそれ以外の食べ方を非難または非推奨するものではありません。各人が好きな食べ方をするために、あくまで参考になればと思います。
この記事は、みす老人会 Advent Calendar 2023の20日目の記事です。
みなさんこんにちは、仙台のジロリアン学生です。
皆さんは今仙台で勢いのある二郎系『ヤマロク』をご存じでしょうか。
立ち食いのカウンタースタイルが特徴的な二郎系店で、関西の『夢を語れ』系列の店舗です。
もう一つの特徴として日替わりトッピングの多彩さと日替わりメニューの種類があげられます。その組み合わせによって食べ方というのは十人十色です。
今回は約100回ほどヤマロクに通っている僕が、どのような食べ方をしているかと、どんなメニューやトッピングがあるのかを紹介します。皆さんが食べる際の参考になればと思います。
冬の仙台をあたためる『生姜』
最初に紹介するのは冬に現れる日替わりトッピング生姜です。左側に見える黄色いみじん切りされたものが全部生姜です。「こんなにあって辛くないの?」と思うかもしれませんが全然辛くないんです。むしろこの生姜の爽やかさがラーメンを食べやすくしてくれます。
想像してみてください。日が暮れて気温が0℃近くなる仙台の冬に二郎の香り。寒空のなか並び、啜る一杯。最高じゃないですか。染み渡るスープと共に体を生姜が温めてくれます。
僕の食べ方は大量の生姜を麺に絡めてから啜るというものです。にんにくと違ってこの刺激が本当に心地よいのです。気になる方はぜひ試してみてください。
麺を包む磯の香『海苔』
次に紹介するのは海苔です。家系はわかるが二郎系に海苔はとても珍しいですよね。しかしこのトッピングはおいしいのです。
僕は海苔にスープをしみこませ、くたくたの海苔で麺を包みながら食べるやり方が本当に好きなんです。二郎系の豚骨にんにくの香りに磯の香りが加わることで一つの完成形にたどり着けます。
二郎系定番トッピング『キムチ』
続いて紹介するのは、仙台二郎でも扱っているトッピング、キムチです。ほとんどがもやしと麺で構成される二郎系は良くも悪くも同じ食感と味が続きます。(僕はこの味が好きですが)キムチの食感と、酸味辛味によって味の変化が楽しめます。
僕の食べ方として、途中でつまむことで味変を行う、薬味のような使い方をしています。キムチは熱を加えることで酸味が和らぐので、酸っぱいのが苦手な人はスープに沈めるなどするとよいかもしれません。
余談ですが、仙台二郎で麺を購入したとき大学に弁当としてなんちゃって二郎を持って行った時期がありました。その後胃もたれしてしばらく油物が食べられなくなった時、キムチだけ食べていました。
なぜか二郎系の脂に胃がやられるとキムチの酸味と食感が欲しくなるんですよね。
プチプチ食感が楽しい『うずら』
うずらも仙台二郎でも提供しているトッピングの一つです。これもまた食感の変化にとても良いトッピングになっています。一つの注文で5個のうずらが来ました。
食べ方はキムチと同じで途中でつまむだけ。複数個頼むとどんぶりの周りを一周するうずらを見ることができるのでインスタ映えにぜひ
二郎系のヤサイはもやしだけじゃない『味付けネギ』
長ネギをごま油などで味付けをしたトッピングです。ごま油とネギの香りが二郎系をまた新たな段階へと進化させます。
画像ではヤサイを抜いてもらいその代わりに味付けネギを入れてもらったものになります。僕は画像の食べ方が好きです。従来のヤサイとは違いやわらかいので最初から麺にたどり着けます。ネギと共に麺をすするのがおすすめです。
チャーシュー革命『角煮』
角煮はヤマロクでもレアなトッピングです。100円のトッピング券を買うことでいつものチャーシューが角煮に変わります。
画像のは角煮にチェンジしたうえでチャーシューの追加トッピングをしたものです。二種のブタの違いを楽しむのもまた乙なものです。
おすすめはラーメンが届いて一番最初にかぶりつくことです。この大きさ、一口には収まりません。大きく口をあけ、角煮で満たすことで幸せになれます。また、角煮やチャーシュー最後に残すと顎がつかれて食べにくいがちです(経験談)。ヤマロクはチャーシューが毎日変わるのでそちらとの違いも楽しみながら食べるのがとても好きです。
和風汁なし&からしマヨネーズ
つぎは和風汁なし&からしマヨネーズです。
和風汁なしは鰹節が香る二郎系まぜそばです!二郎系といえばその脂から重たく感じてしまいがちです。しかし鰹節の和風な香りでカロリーを増やしつつ食べやすさを確保した天才的なメニューになります。
鰹節は頂点に乗っているため、ヤサイを食べ進めながら入れ替えるかあきらめて野菜と食べています。僕はいつも半分くらいヤサイを食べてから全体を混ぜています。この後からしマヨネーズを加えることを考えると、もやしの食べやすさと食感の二点でおすすめです。
からしマヨネーズは和風汁なしがメニューにある日限定のトッピングです。からしの刺激が味変としてとても優秀で、マヨネーズの旨味と相まってクライマックスを飾るにふさわしいトッピングです。
夏の超人気メニュー『つけ麺』
夏から始まる人気メニュー、つけ麺の紹介です。冷やした太麺と、背脂とラーメンのかえしが香るつけダレが特徴のつけ麺です。ヤサイとニンニクがない分誰でも食べやすいのも一つの特徴です。200、300、400gから量を選べるのですが、ヤサイがない分400gでも意外と食べられます。
画像では別皿背脂トッピングをしています。僕はつけ麺にこのトッピングが好きな食べ方です。別皿背脂は大量の背脂のなかに味付けされたチャーシューの端材が別皿に盛り付けられたトッピングです。まずは普通に食べ進め、途中味付けされた端材と共に味変します。終盤は卓上調味料の甘口唐辛子と背脂を混ぜ甘辛背脂をつくり、残った麺に絡めて食べてフィニッシュです。
木曜以外でもやってる『モクヨージャンク』
木曜日とは限らないでおなじみモクヨージャンクです。簡単に言えばジャンキーな汁なしです。マヨネーズでカロリーを爆増させつつ、胡椒の刺激とフライドオニオンのクリスピーさが背徳感を上げる一杯です。
僕はこのメニューを一つの完成形と思っているため、ほかのトッピングはせず食べています。おすすめの食べ方としてはもやしを少し残してから混ぜる食べ方です。このメニュー思ったよりも重く、最近胃もたれしがちなメニューになっています。せっかくのカロリーたちを胃もたれのせいで残すのはもったいない。その対策としてもやしと共に食べることでこのカロリーすべてを摂取することができます。
こどもみんな大好き『カレージャンク』
モクヨージャンクのカレーバージョンです。ただカレー粉に変えただけに思えますが、スパイスの力によりまったく別ジャンルの味にかわります。
僕はこのカレージャンクの時にいつもしている特殊な食べ方があります。そのキーマンが別皿背脂です。
麺を天高く上げ、別皿の背脂を掛ける食べ方通称『冠雪』(僕が勝手に命名)です。これは『夢を語れ』に詳しい友人から聞いた食べ方でこれを初めて知った時衝撃が走りました。
終盤は卓上調味料の甘口唐辛子と残りの脂を乗せ全部混ぜて食べます。画像からわかる圧倒的カロリーがとても幸せそうです。
男の夢全トッピング
この時にできたトッピング全種類(甘口唐辛子、別皿背脂、ニラ、半熟卵、生卵、すだち、豚まし、チーズ)を乗せたものです。
ここまでくると食べ方とかありません。食べれるものから楽しみましょう。
さいごに
以上がヤマロクグループOUKA(旧ヤマロク八幡店)でのメニューやトッピングになります。ヤマロク連坊直営店やRAMEN WORKS LINGKAI(旧ヤマロク女川店)ではまた別のメニューやトッピングがあります。まだまだいろんな楽しみ方が見つかりそうなヤマロクグループ、皆さんもぜひ仙台にきた際は訪れてみてください。